東京都茶協同組合ウェブサイトで大人気のコンテンツといえば、「お茶クイズ」。
過去6回クイズ記事を掲載してきましたが、今回は内容をアップデートして、記念すべき第7回目の記事をお届けします!
美味しい日本茶を淹れ、深呼吸して、全10問のクイズをお楽しみください。
第1問 軽減税率について
2019年10月より、消費税が10%に上がりましたね。合わせて食品などに「軽減税率制度」が適用されるようになりました。さて、お茶の税率は、次のどちらですか?
【1】お茶は美味しいので10%
【2】お茶は無くてはならない美味しい飲み物なので8%
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答えは、【2】
お茶は8%の「軽減税率」の対象商品です。
第2問 お茶を淹れる回数の呼び方は?
急須でお茶を淹れる時には、3回目にお湯を注いだときまでに、全成分の約80%が溶け出してしまいます。ですから、「美味しく飲むなら、お湯を注ぐのは3回まで」と覚えてください。
さて、「急須にお湯を入れてお茶を作る回数」の呼び方ですが、次のどちらが正しいでしょうか?
【1】一煎目、二煎目、三煎目
【2】一番茶、二番茶、三番茶
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答えは、【1】
お茶を淹れる回数のことは、一煎目・二煎目と呼びます。
ちなみに、一番茶・二番茶というのは、茶の葉が採れた時期を表しています。茶は1年に4回収穫されます。一番茶は、4月中旬以降ごろに収穫します。一番茶の終了後約50日で収穫する二番茶、三番茶、秋冬番茶と続きます(産地、お茶の種類によって違いがあります)。
第3問 急須の産地を当てよう
写真に2つの急須が写っています。右の赤っぽい急須は 愛知県常滑市の常滑焼き。左の急須は何焼きですか? ヒントは「三重県四日市市」です。
【1】万古焼き
【2】今川焼き
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答えは、【1】
三重県四日市市の万古焼きです。お茶を美味しく入れられる急須のひとつです。
第4問 お茶の木の学名は?
ウーロン茶、紅茶、緑茶は同じ木の葉で作られます。通常は「お茶の木」と呼ばれています。学名はご存知ですか?
【1】カメリア・シネンシス
【2】カメハメハ・シリキレトンボ
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答えは、【1】
学名は、カメリア・シネンシスといいます。
第5問 全国の海苔養殖量、第2位の県は?
東京のお茶屋さんは、海苔を販売しているお店も多いというのはご存知ですか? 海苔といえば、2017年度の海苔の養殖の多い上位の件は次のとおりですが、空欄になっている2位はどこの県でしょうか?(ヒント:瀬戸内海に面し、大きな街がある県です)
1位 佐賀県
2位
3位 福岡県
4位 熊本県
5位 宮城県
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答えは、兵庫県です。
瀬戸内海は海苔の養殖が盛んな場所です。その他、宮城県、東京湾、三河湾、伊勢湾などでも、海苔の養殖が行われています。
第6問 静岡県掛川市の生き物
美味しいお茶を作る農法のひとつに「静岡の茶草場農法」があります。ササ・ススキ等の草を乾燥させ、裁断してお茶畑に敷きます。土壌の保湿と保温に役立ち、地中の微生物を増やします。土質改善になりますし、もちろん肥料にもなります。
さて、この草場にいる変った昆虫がいます。次のどちらでしょうか?
【1】川根カマショウカマキリ(カマがすごく小さい)
【2】掛川フキバッタ(羽が退化し飛べない)
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答えは、【2】。掛川フキバッタです。
掛川市のウェブサイト「掛川市に住む生き物たち:爬虫類、両生類、昆虫」ページの「昆虫類」のセクションに写真が載っています。
第7問 抗ウィルス効果があるカテキンは?
お茶に含まれるカテキンには色々な効能・効果がある、と言われているのはご存知でしょう。さて、抗ウィルス効果があるとされるカテキンは、次のどちらですか?
【1】エピガロカテキンガレード
【2】エコエコカテキンカレー
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答えは、【1】のエピガロカテキンガレードです。
これから寒くなり、乾燥する季節には、風邪予防に「お茶うがい」がおすすめです。
第8問 初めて茶を海外輸出した日本人女性の名前は?
さて次は、歴史の問題です。1856年、海外に向けて初めてお茶を輸出した長崎県の女性のお名前はなんでしょうか?
【1】大浦 慶(おおうら けい)
【2】小茶田 飲夢子(おちゃだ のむこ)
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答えは、【1】。大浦 慶さんです。九州各地から約6トンのお茶を集め、アメリカに輸出しました。以後、お茶の輸出に尽力されました。
第9問 お茶の正しい保存方法とは?
お茶の保存方法で正しいのは、次のどちらですか?
【1】お茶は環境の変化に強いので、茶袋を開封後はほったらかしで良い。
【2】お茶は、酸化したり湿気を吸ったりして、他の物の臭いがつきやすいので、注意が必要。
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答えは、もちろん【2】です。
正しい保存方法を詳しくお教えしましょう。7〜10日分ぐらいの茶葉をお茶缶に移しておきます。残ったお茶は、袋の中に空気が入らないようにセロテープで口を閉じます。さらにポリ袋で二〜三重にして、冷蔵庫で保管してください。冷蔵庫から出す時は、湿気を防ぐために、すぐ開封せず、タオルなどで包み、しばらくおいてから開封してください。
あまり大量に自宅保管されるよりも、ご自身で消費する量をお考えのうえ、組合公認店でこまめにお買い上げください。茶の専門店では、しっかり保存して美味しさをキープしています。
第10問 お茶を美味しく淹れる重要なポイントとは?
いよいよ最後の問題です。次に挙げたのは、お茶を美味しく淹れる際に重要なポイントですが、ひとつ書き忘れた重要な事があります。さてそれは、なんでしょうか?
- 種類と人数にあわせた茶葉の量
- 湯の温度
- 浸出時間
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答えは……。上記に加え、急須から湯のみに注ぎ分けるときの方法が、お茶を美味しく淹れる重要なポイントです。これを「廻し注ぎ」といいます。お茶の濃度と量を均一にするために「廻し注ぎ」をするのです。湯のみ3個に注ぐ場合には、1→2→3と注ぎ、帰りに3→2→1と戻ります。これを繰り返し、湯のみに適量のお茶を淹れていきます。
美味しいお茶の淹れ方を詳しく知りたい方は、当組合の君野理事長が出演した動画がありますので、ぜひご覧ください!
以上で「お茶クイズ」は終了。楽しんでいただけましたでしょうか? お茶のことをもっと知りたい方は、過去のお茶クイズにもチャレンジしてみてくださいね!