すっかり春らしい気候になり、鹿児島の方から「お茶の新芽が伸びてきた」というニュースが聞こえてきました。
皆さまのお手元に美味しい新茶が届くまで、しばしの間「お茶クイズ」でお楽しみください。
問題1)お茶は、摘み採られた時期により呼び名が変わります。その呼び名はどちらですか?
(1)一番茶、二番茶、三番茶
(2)一煎目、二煎目、三煎目
問題2)「八十八夜の別れ霜」という言葉があります。お茶の新芽が伸びる頃にはまだ霜がおります。霜の害を防ぐためお茶畑に大きな扇風機を設置しますが、名称は何と呼びますか?
(1)防霜ファン
(2)防水ファン
問題3)南の暖かい地方から新茶を作りはじめますが、商業的に流通しているお茶の北限は何処ですか?
(1)埼玉県と石川県を結んだライン
(2)新潟県と茨城県を結んだライン
問題4)美味しいお茶を作るために、お茶の葉を手摘みすることがあります。摘み取る時の長さの目安となる言葉は?
(1)一芯二葉摘み
(2)一芯五葉摘み
さて、ここらで「お茶で一服クイズ」といきましょう。
問題5)お茶に関する歌は沢山あります。「ちゃきり節」をご存知ですか? この歌の由来はなんでしょう?
(1)遊園地のPRソング
(2)静岡県の小学校校歌
すこしリラックスしましたか。次は、お茶を入れる時のお水の問題です。
問題6)お茶を入れるのに適しているお水は、どちらでしょう?
(1)軟水
(2)硬水
問題7)お茶の味は、主に3種類の成分で決まります。ひとつめ目はカテキン、ふたつ目はカフェイン。では、もうひとつは、なんでしょう?
(1)アミノ酸
(2)クノール酸
問題8)お茶の中にたっぷり含まれているビタミンは、なんでしょう?
(1)ビタミンA
(2)ビタミンC
問題9)お茶にも、お米と一緒で品種があります。次のうち、お茶の品種はどれですか?
(1)あまおう
(2)夢ぴりか
(3)ゆたかみどり
さあ、最後の問題です!
問題10)お茶の保存方法の問題です。次のうち、どちらがお茶の保存に適していますか?
(1)密閉して臭いがない涼しく暗い場所
(2)密閉して日の当たる場所
いかがでしたか? 難しかったでしょうか?
では、ここから、答えをお伝えしていきましょう。
解答1)「一番茶、二番茶、三番茶」が答えです。
「一煎目、二煎目」という言葉は、急須でお茶を淹れる時に使います。
解答2)答えは、「防霜ファン」。
お茶の葉は、冬の時期はマイナス10度ぐらいまで耐えられますが、新芽時はマイナス2度でも被害を受けます。茶園上空の暖かい空気を防霜ファンで茶園に吹き下ろし、霜害を防ぎます。
解答3)新潟県村上市と茨城県久慈郡大子町を結んだラインです。
解答4)答えは、「一芯二葉摘み」です。
新芽は、先に行くほど柔らかくなります。芯芽と二枚目の葉までを摘むと、美味しいお茶になります。
解答5)静岡鉄道の遊園地のPRソングです。
作詞者は、北原白州です。
解答6)答えは「軟水」。
水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を「硬度」といいますが、硬度30〜80の軟水がお茶に適しています。
解答7)「アミノ酸」が答えです。
日本茶は、香りとアミノ酸の旨味を楽しむお茶です。上級煎茶や玉露には、アミノ酸が多く含まれています。
解答8)答えは、「ビタミンC」。
成人一人当たり一日100ミリグラムの摂取が推奨されています。1日4〜5杯の煎茶を飲むと、50ミリグラムのビタミンCが摂れます。
解答9)答えは、「ゆたかみどり」です。
やぶきた種が有名ですが、お茶には、「あさつゆ」、「おくひかり」、「さえみどり」など、多数の品種があります。
解答10)お茶の保存には、「密閉して臭いが無く暗い涼しい場所」が適しています。
お茶は、「酸素」、「湿気」、「高温、「紫外線」を嫌います。お茶を買ってきたら10日分ぐらいを茶缶に入れ、残りは空気が入らないようにテープなどで袋を閉じて、別のポリ袋などで二重にして、冷蔵庫に保存するのが良いでしょう。冷蔵庫から出した時は、すぐに開封せず、常温になるまでお待ちください。
前回より少し難しくしましたが、楽しんでいただければ、幸いです。
そしてまもなく、美味しい新茶が組合員のお店に届きます! ぜひお買い上げください。