2016年6月24日

挑戦しよう!「オンライン闘茶クイズ」!

当組合Webサイトでは、「茶審査技術競技会」や「闘茶会」などの「茶葉や水色などで茶の産地を当てる競技」について、何回かご紹介してきました。

今日は、その雰囲気を読者の皆さまにも少し味わっていただこうと思い、写真と文章で茶の産地をあてるクイズをご用意しました。

題して「オンライン闘茶クイズ」!

狭山煎茶(深蒸し煎茶)、川根煎茶(普通蒸し煎茶)、掛川煎茶(深蒸し煎茶)、宇治煎茶(普通蒸し煎茶)鹿児島煎茶(深蒸し煎茶)、5種類の煎茶を用意しましたので、写真と文章をヒントに、産地を当ててみてください。

難しく感じたら、当サイトの過去記事をじっくり読むと、ヒントを探せるかもしれません^^

それぞれのお茶に「花」「鳥」「風」「月」「客」という仮の名前がついていますが、これは実際の茶審査技術競技会のルールを真似してみました。競技会のルールを知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。

では、クイズスタート!

この産地は普通蒸し煎茶が多いですが、今回の物は、普通蒸しと深蒸しの間ぐらい蒸し加減です。お茶の葉はきれいに揃えられています。これはこの産地の特徴です。毎年、碾茶の生産量は全国1位か2位を争っています。

お茶の葉は細かく、少し茎も見えます。仕上げ火入れが強めに入っています。強めに火入れをすると水色は少し赤みをおびる事があります東京から近い産地です。

これも、お茶の葉は細かいです。お茶の葉の色は明るく、水色は緑色です。仕上げ火入れは弱めです。普通蒸し煎茶も生産していますが、深蒸し煎茶で有名です。

お茶の葉は、あまり細かい葉は見えません。水色は黄色がかっています。山のお茶らしく香りが良く、喉越しが爽やかな煎茶です。風土は「花」の煎茶と同じように、お茶の栽培に適した産地です。

お茶の水色は濃いみどりです。葉の形は細かいです。仕上げ火入れは強めです。品種はこの産地では比較的多い「ゆたかみどり」です。新茶の摘み始めが一番早い産地です。

条件

水色の拝見茶碗には、お茶の葉5グラム。熱湯で1分30秒浸出しました。
使用した煎茶は、全て100グラム1000円売りの商品です。

正解発表

いかがでしたか? 難しかったでしょうか?

では、そろそろ答えを発表しましょう。

花「宇治煎茶」
鳥「狭山煎茶」
風「掛川煎茶」
月「川根煎茶」
客「鹿児島煎茶」

が正解です!

写真とヒントで産地を当てるクイズはかなり難しいとおもいますが、皆さんの「産地イメージ」と同じでしたか?

解説

今回の宇治煎茶は、深蒸しに近い煎茶でした。

お茶は産地が同じなら、味・香りがすべて同じではありません。

例をあげてみましょう。

ある産地の同じ場所にあるお茶畑から、半分を「普通蒸し煎茶」。残り半分を「深蒸し煎茶」に作ります。

蒸し時間により、普通蒸し、深蒸しに作り分けられます。

次に、仕上げ火入れを「強め」、「弱め」、二通りで仕上げます。

ここまでで、何種類のお煎茶ができましたか?

蒸し時間で2つのバリエーション、さらに、仕上げ火入れで2つのバリエーション。

これだけでも、4種類のお煎茶ができました。一つのお茶畑で4種類です。

さらに、お茶の品種は「やぶきた」、「ゆたかみどり」、「あさつゆ」、「さえみどり」、「やまかい」など数十種類存在しますね。

そして、日本には、いくつのお茶畑があるんでしょう?

お煎茶だけでも、うーん、何種類できるのでしょうか!?

鬱陶しい梅雨、エアコンの効いた部屋で、ゆっくりお茶を飲みながら考えてみましょう。

その時のお茶は、ぜひ組合公認店でお買い求めください♪

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