2010年12月15日

東京茶業青年団は、利き茶の練習に励んでいます!

当ホームページでもご紹介したことのある「利き茶」とは、お茶の「香り」「水色」「外観」から産地や品種名を当てる技術です。

この「利き茶」の技術を磨き、競うための協議会が、「全国茶審査技術競技大会」です。東京都茶協同組合の関連団体である「東京茶業青年団」では、平成23年9月に「全国茶審査技術競技大会」を主催すべく、準備に取り組んでいます。

大会には、茶業界の若手達が利き茶技術の向上を目指し、全国から集まります。もちろん東京茶業青年団の団員も日々研鑽を積んでおりますので、様子をご紹介しましょう。

協議会では、あらかじめ示された7種類の品種茶から抽選で5種類を選び、出題されます。熱湯で淹れられた品種茶を、「香り」「水色(※1)」「味」などをもとに判断していきます。さらに、葉の大きさ・葉の色、更に葉の周りにギザギザはあるのかなど細かいところまで観察し、短時間(5分間)で品種名を解答します。

※1 すいしょく=煎出液の色、明度

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お茶の産地は、県別に分けても20都府県以上あると思います。更に、静岡県のように、県内に本山、川根、島田、冨士、掛川、森など複数の産地がある県もありますので、50以上のお茶産地があると考えます。その中から10産地を選び、外観だけで産地を言い当てます。

お茶はお茶畑の土質、年間の気温、山間地と平坦地等の産地の場所により味が違います。出題されたお茶を香り・形・色・艶・手触りから、何処の産地か解答します。

この写真に写っているのは、お茶に触れんばかりに鼻を近づけて香りを調べる、東京茶業青年団のホープIさんです。

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競技大会の華は「利き茶」と呼ばれる急須で淹れたお茶を飲んで、産地を当てる競技です。大会に参加する選手が最も力を入れる競技です。

5種類のお茶に「花」「鳥」「風」「月」「客」と名付け、花・鳥・風・月・客と書かれた札を投札して解答します。

写真でもお分かりになると思いますが、非常に小さいお茶碗(玉露用より小さい)に10CC位しかお茶が入っていません。選手はまず配膳されたら、水色を調べます。次に香りを調べます。最後に口に含みます。

水色と香りだけで投札する選手とお茶を飲んでから投札する選手がおりますが、どちらかが優秀という訳ではなく個人の好みの問題です。配膳されてから30秒から1分位で投札をします。これを5回繰り返す事を「五種五煎」と言い、競技会により違いますが、4回ないし5回行い総合点で争います。

因みに5点満点を「開点」と言い、0点は「チョット」と言います。選手が集中している様子が写真でもわかると思います。

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東京茶業青年団のユニフォームを着て静岡市大会上位入賞を喜ぶ、東京茶業青年団のエースKさん。

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