4月に入り、南の地より今年の新茶に関する情報が入ってまいりました。
3月18日には、種子島で「松寿」という新茶の摘み取りがありました。
今年の茶の初取引の日程は、鹿児島茶市場は4月8日に、静岡茶市場は4月23日に決まりました。
今年は寒さが厳しかったため、茶の生育は昨年対比で若干遅れ気味です。しかし、茶の木もゆっくり冬眠できて、皆さまに良い新茶をお届けできると信じております。
桜前線の北上と前後して、南の地の種子島や屋久島にて、早生品種が生産され始めました(やぶきた品種を基準にして、早いものを早生品種といいます)。
掛川地区の芽伸び状況
新茶前線は、4月初旬から約1ヶ月半かけ、鹿児島県から埼玉県(さやま茶)まで北上していきます。
静岡県早場所の初倉地区の芽伸び状況
各産地の生産者は、しばらく毎日の新芽の生育状況と気象状況が気になる日々が続きます。
また、毎年多少なりとも訪れる「凍霜害」も気になります。
特に「晴れた満月の夜は霜が降りやすい」と言われており、夜もゆっくり寝られないと聞いております。
この写真は、昨年度生産者から持ち込まれた荒茶見本缶のコレクションです。今年はどの様な見本缶のコレクションで棚が埋まるのか、とても楽しみです。
新茶の季節はもうすぐそこまで来ています。各産地の旬の新茶をお届けできるまで、楽しみにお待ちください。