2022年9月10日、「第69回全国茶審査技術競技大会」が行われました。とても長い歴史のある大会ですが、今大会は初の試みとして、全国7会場+福岡本部1会場の合計8会場をオンラインでつないで開催されました。
この大会は、各地区より予選を勝ち抜いた代表選手が、乾物、浸出液、煎出液等で茶を審査し、鑑別技術の優劣を競うものです。コロナの影響で2年間中止となっていたので、2019年以来の開催です。東京茶業青年団からは8名が参加しました。
東京茶業青年団は、東京・新橋の東京都茶協同組合の8階を大会会場としました。
選手の方々は皆集中して、大会に挑みました。リモート大会とはいえ、各会場で独自に時間を計って進行する形式でしたので、選手は特に慌てることもなく、いつも通りの力を発揮することができました。
その結果、東京茶業青年団は「団体戦の部」優勝! これは1994年(平成6年)以来の快挙です。
「個人戦の部」は、小原宜義氏(板橋支部・大山園)が第2位となり、さらには、加藤伸之氏(豊島支部・福本園)と鈴木敬済氏(八王子支部・栗原園)が、全国で十数名しかいない茶審査技術十段位を取得することができました。また、出場選手のほとんどが昇段するという望外の結果となりました。コロナ禍でもお茶の勉強を怠らなかった選手の努力の賜物だと思います。
私たちは、このような成績に慢心することなく、今後もお茶を見る力を身につけ、皆様のご家庭に美味しいお茶を届けられるよう、努力していきます。
(東京茶業青年団団長・堀口修男)