2022年11月23日、東京・新橋の東京茶業会館にて「第71回東京都茶審査技術競技大会」(理事長杯争奪戦)が行われました。この大会は、東京都茶協同組合の組合員、従業員、ご家族の方でしたらどなたでも参加できる、茶の審査能力を競う大会です。
今大会は、茶歌舞伎(5種類の浸出液をランダムに出して飲んだお茶がどれかを当てる競技)のみを行いました。普段は産地別で出題されることが多いのですが、今回は趣向を変えて5つの品種で行ってみました。
今夏の「全国茶審査技術競技大会」団体戦の部にて優勝を遂げた東京茶業青年団の代表選手たちがしのぎを削ります。普段は仲の良い団員たちですが、この時ばかりは全員ライバル。いかに己を信じられるかの戦いです。
重い静けさの中、湯の沸騰した音と急須から茶を注ぐ小気味良い音が、選手の集中力を限界まであげます。
激闘の末、優勝者は栗原園(八王子支部)の鈴木敬済さんとなりました。なんと、鈴木さんは昨年からの連覇達成!! 現役の最高位十段が2名も参加した、上質な大会となりました!
競技終了の後、改めて今回大会に指定されたお茶を拝見。
左より
花 やぶきた 静岡
鳥 さえあかり 宮崎
風 つゆひかり 知覧(鹿児島)
月 さえみどり 知覧(鹿児島)
客 ゆたかみどり 知覧(鹿児島)
答え合わせで、みんな笑顔。難問ほど、その後の会話が弾むのがおもしろい!