2026年9月8日、東京都優良茶品評会の入札販売会が開催されました。
東京都優良茶品評会は、毎年、全国各地から選りすぐられた茶が出品され、その年の優れた煎茶を審査する、東京都茶協同組合の恒例行事です。
7月に行われた品評会審査を経て選ばれたお茶が、この日の入札販売会に並びました。

全国から集まった、今年の優良茶
会場には、全国各地の茶産地から出品された、さまざまな特徴を持つお茶が並びます。
一口に「良いお茶」といっても、その味わいや香り、品種、製造方法、火入れなどによって、それぞれに個性があります。

品評会では、茶の「滋味」「水色」「香気」「外観」の4つの視点から、一つひとつのお茶を丁寧に審査します。
東京都優良茶品評会では、特にお茶の中身である「滋味」を重視する考え方があり、見た目だけではなく、実際に淹れたときのおいしさを大切にしています。(東京都茶協同組合より)

いよいよ入札販売会へ
審査を終えたお茶は、入札販売会を通じて東京都茶協同組合の加盟店へと渡っていきます。
当日は、東京都内の茶専門店から多くの組合員が集まり、会場に並んだお茶を一つひとつ拝見しながら、自店で取り扱いたいお茶を選んでいきました。

同じ品評会のお茶であっても、すべての店舗が同じお茶を選ぶわけではありません。
「香りを重視したい」
「しっかりとした旨味のあるお茶を選びたい」
「お客様に親しみやすい味わいを届けたい」
など、それぞれの店が持つお客様の好みや、店主·茶匠の目利きによって、入札するお茶が変わります。
品評会の順位だけではなく、それぞれのお茶が持つ個性を見極め、自分の店のお客様に届けたい一品を選ぶ。
そこに、茶専門店ならではの仕入れの面白さがあります。
お茶屋さんの「目利き」が集まる一日
品評会は、単に「今年一番のお茶」を決めるだけの場ではありません。
全国各地から集まったお茶を、東京都の茶商·茶小売店が一堂に拝見し、互いに茶を見る目を磨き、情報を交換する機会でもあります。

また、出品する茶商社にとっては、自社が仕上げたお茶がどのように評価されるのかを知る大切な機会でもあります。
出品茶、審査員、そしてそれを仕入れる組合員。
それぞれが真剣にお茶と向き合うことで、優良茶品評会が長く続いてきました。
今年のお茶が、これから皆さまのもとへ
今回の入札販売会で落札されたお茶は、これから東京都内の各加盟店を通じて、お客様のもとへ届けられていきます。
同じ品評会に出品されたお茶でも、店舗によって取り扱う銘柄は異なります。
だからこそ、ぜひお近くの東京都茶協同組合加盟店を訪れていただき、それぞれのお店が選んだ「今年のお茶」を楽しんでみてください。
お店の人に、「今年はどんなお茶を選びましたか?」と尋ねてみるのも、優良茶を楽しむ一つの方法です。
全国の茶産地から集まった茶と、東京のお茶屋さんの目利き。
その出会いから生まれる一杯を、ぜひお楽しみください。
