お茶は1年に4回収穫されますが、その中でも、秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)とは秋季から初冬にかけてとれるお茶のことを指します。
一番茶(新茶)は4月中旬から収穫が始まり、その終了後約50日で収穫する二番茶、7月中旬から8月上旬にかけて収穫する三番茶、9月下旬から収穫するのが四番茶となります(お茶の産地や種類によって時期に違いがあります)。
秋冬番茶は三番茶の芽を摘採せずに伸ばして、9月下旬から10月中旬に一緒に摘採して生産されるお茶で、一番茶や二番茶に比べると下級のお茶の部類になりますが、スッキリとしたさわやかな味が特徴です。
太陽の光をたっぷり浴びた茶葉はカフェインが少なく、カテキンやビタミンが豊富です。カテキンには、抗酸化作用や抗菌・抗ウイルス作用など様々な効果があります。
また多糖体であるポリサッカライドが多く含まれています。ポリサッカライドには血糖値の上昇を抑える効果があり、血糖値が気になる方にもおすすめです。ポリサッカライドは熱に弱いので、水出しで飲むのが効果的です。
茶葉単品のほか、お手軽に楽しめる「秋冬番茶ティーバッグ」などもありますので、ぜひお試しください。
身体にやさしいお茶をたくさん飲んで、寒い季節を元気に乗り切りましょう。