「健康寿命」という言葉があります。
人間が生まれてから天寿をまっとうするまでを「寿命」というのはご存知だと思いますが、健康寿命とは、日常的に介護を受けずに生活できる生存期間のことを言います。
実は、全国の政令都市の中で健康寿命が一番長い都市は、浜松市なのです。
浜松市と言えば、美味しい鰻と餃子。もうひとつ「日本茶」が有名ですね。
健康寿命には、浜松市のような温暖な気候、美味しい食べ物、そして「日本茶」、この3つが関係していると言われており、日本茶のカテキンと健康寿命の関係を、研究している方もいらっしゃいます。
さて、日本茶の作り方のひとつに、「有機栽培」というものがあります。
化学合成農薬と化学肥料を使用せず、天然の有機物や天然由来の無機物を肥料などに使って作られたお茶が、「有機煎茶」です。
この有機煎茶は、いまヨーロッパをはじめとした欧米圏でも非常に人気が高いもので、日本でも注目を集めつつあります。
有機煎茶作りに携わる農園や加工場は、JONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)という第三者の中立な団体により審査され、「有機JAS規格」に基づき、栽培方法や加工方法などが検査されています。
私たちの組合店舗で扱う有機煎茶は、有機JAS規格で認定された有機農園、荒茶加工場、仕上げ包装工場で作られています。深蒸し茶ですのでお茶の葉は不揃いですが、味わい深く、香り豊かなお煎茶です。
梅雨が明け暑い日が続きますが、有機煎茶で「ロックティー」を作っても、また格別に美味しくいただけます。
当組合では、「おいしい冷茶を作ろう」というレシピを掲載したPDFパンフレットを配布しておりますので、ぜひ有機煎茶とともにチェックしていただき、厳しい夏を乗り切っていただければと思います。