今年も新茶が本格的に始まる前、陽春の空のもとで、新茶初摘み体験が盛大におこなわれました。主催したのは、静岡県の御前崎市(おまえざきし)茶業振興協議会です。
この「御前崎つゆひかり」の初摘み体験会は毎年恒例で、心地よい春の陽気のなか、新緑にかがやく茶畑の中をハイキングしたり、お茶の初摘みや手揉みの体験をしたりしていただきます。
フレッシュで香り高い新茶の「つゆひかり」を味わうなど、御前崎の広大な茶園を舞台にピクニックを楽しみ、生産者と消費者が交流する場として企画しております。みなで共に新茶の恵みを喜び、楽しむイベントです。
さて、参加者はそれぞれ受付をすませると、茶園のピクニックを開始しました。御前崎の茶畑は、見て美しく、歩いて気持ちの良い空間です。展望台にて記念写真を撮ったり休憩したりし、目的地の茶園に到着。
指導者の皆さんから茶摘みの指導を受け、いよいよ初摘み体験開始です。最初は見様見真似で摘んでいましたが、時間が経つにつれ、与えられた籠の中は摘んだ茶葉で一杯になっていきます。
茶娘も加わり、茶園はとても和やかな雰囲気で時間が過ぎていきました。
摘み取った茶葉は手揉み茶にして、後日参加者の皆さんへ送られます。
ステージの上では、手揉みの実演と体験もできました。
その後、「遊茶会」の皆さんから、つゆひかりの茶葉を使った料理やお茶のおもてなしがありました。
野外の特設エリアでは、賑やかに生産者と消費者が交流し、楽しみながら歓談しました。
みんなが摘み取った茶葉、出来上がりが待ち遠しいですね。
「つゆひかり」って?
お茶の品種の名前です。一般的な「やぶきた」品種と比べると、お茶を淹れたときの緑色がとても美しく、渋みの少ないさっぱりとした味わいが特徴のお茶です。年々人気が高まっている御前崎茶の主力品種です。