立春が過ぎ、東京のお天気も、晴れて北風の強い寒い日の中に、雨の予報が増えてきました。季節が冬から春に変わり始めましたね。
いましばらくすると、南の方から「桜前線」が北上を開始します。
そして、桜前線が東北地方の北部に届いたころ、南九州から「新茶前線」が北上開始するのです。
私たちお茶屋は、「新茶前線北上開始!」の知らせを楽しみにしながら、新茶販売の準備をしています。
その一環として当組合では、お茶屋さんを対象にお茶袋などの茶道具を紹介する「見本市」を開催しました。
クマモンでおなじみの熊本県のお茶の紹介コーナー。
静岡県で取り組んでいる新しいタイプのお茶の紹介コーナー、などなど。
同じお茶の葉を使いながらも、蒸す時間や乾燥する時間を変えると、香り、味、水色が変化します。それらを飲み比べる試飲会も開催しました。
日本茶と同じお茶の葉で作られる紅茶や中国茶をはじめ、昆布茶や健康茶などの商品もご紹介。
さらに、お茶缶や急須などのお茶道具も展示されていました。
加えて、新しいお茶の楽しみ方を提案する展示あり、お茶屋さんの倉庫で使用する棚や、給茶器の展示あり、とバラエティ豊かな内容で、多数のお茶屋さんが来場されました。
新茶の季節は、いわばお茶屋さんの「お正月」。
いま、お茶屋は、「お正月」の準備で大忙しのシーズンなのです。