令和3年11月21日、東京都茶業会館にて「第70回 東京都茶審査技術競技大会 理事長杯争奪戦」(以下、理事長杯)が行われました。
理事長杯とは、東京都茶協同組合の組合員・従業員・ご家族の方でしたらどなたでも参加ができる、茶の審査能力を競う大会です。
昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたので、2年ぶりの開催となりました。今大会は、茶歌舞伎(5種類のお茶の煎出液をランダムに出し、飲んだお茶がどれかを当てる競技)のみで行いました。
普段は産地別で出題することが多いのですが、今回は趣向を変えて5つの品種で行ってみました。お茶の品種は、有名な「やぶきた」のほかにも「ゆたかみどり」「つゆひかり」等のいろいろな特徴を持ったものがあります。
参加した選手の皆さんは視覚、嗅覚、味覚を研ぎ澄まし、全集中で挑みました。その結果、優勝者は栗原園・鈴木敬済さんとなりました。
優勝 栗原園(八王子支部) 鈴木敬済
2位 茶舗大阪や(目黒支部) 三室 茂
3位 大山園(板橋支部) 小原宜義
我々は理事長杯などを通じて、常にお茶を見る力を養っています。
そのような技量と知識で、消費者の皆様に質の高い美味しいお茶を提供しております。「お茶を買うなら専門店」を合言葉に、お近くの組合加盟店でのご購入をよろしくお願いいたします。
今回で70回目となる理事長杯。先人が繋いでくれた長い歴史ある大会ですので、80回90回と続けていきたいと考えています。
(東京茶業青年団団長 堀口修男)