2011年9月11日、ホテルイースト21東京にて、「全国茶審査技術競技大会」が開催されました。この大会は全国茶業連合青年団が主催しているもので、明日の茶業を担う若手従事者(生産〜販売)が茶の鑑別能力を競うため、日頃培っている技術を存分に発揮し合う特別な大会となります。
主要地区団にて持ち回りで開催されているのですが、今年は東京茶業青年団の担当ということで、事前練習も特に入念に行われました(練習風景レポートは、こちら »)。
それでは、当日の白熱した競技の様子を、ご覧ください。
広い会場に、主要消費地および主要生産地から120人の選手が集まり、一心不乱に解答していきます。
五感をすべて動員しているので、表情は真剣そのもの。
待ち時間にも緊張感が張りつめます。
お揃いの紫のポロシャツで配茶などを担当するのは、当東京都茶組合の組合員です。こちらも万全を期して待機しています。
粛々と課題のお茶の準備を進めます。
ナンバリングされ整頓された茶筒や、統一された急須類。
係員は、決められた時間で、素早くお茶を淹れます。
そして、素早く選手達に配茶されます
お茶を受け取るときも真剣そのものの選手達。
答えを書き込む鉛筆の音が、静かな会場に響きます。
そんな白熱した会場を固唾を飲んで見守る審査員。
課題のお茶は、「花」「鳥」「風」「月」「客」という符丁で管理されています。
同じ符丁を表す銀色のシールが選手達には配られており、解答に使用します。
決められた箇所に解答のシールを貼る選手。
正解発表も「花」「鳥」「風」「月」「客」を使います。
いよいよラストスパートの会場。
紫色の立派な優勝旗。
そして、輝くトロフィーを受け取るのは、どのチームでしょうか。
競技終了後の採点が、厳密に行われます。
結果発表。皆さん口々に語り合いながら、張り出された結果を眺めます。
そして表彰式。今年の団体戦の結果は、「優勝:静岡県茶業青年団」「準優勝:京都府茶業連合青年団」「3位:東京茶業青年団」となりました。努力の成果が現れた瞬間、おめでとうございます!