2024年6月30日、東京・有楽町の東京交通会館において「日本茶PRキャンペーン」が開催されました。
この場所は、テレビの街頭インタビューや有力候補者が集う選挙の街頭演説の重要ポイントであり、銀座エリアへアクセスするJR線の玄関口として、日々多くの方で賑わう場所です。
当日は、天候にも恵まれ、また都知事選の選挙期間中ということもあり、非常に多くの方で賑わいました。
本年もこのイベントの為にデザインされたチラシ
本年も昨年同様、交通会館1階と3階に分かれた2段構えで、1階では、煎茶を水でいれた「冷茶」のサンプリング、3階では、全国茶業連合青年団の中から8産地が、地元のお茶を紹介し、また日本茶インストラクターによる「お茶のおいしい淹れ方講座」が開催されました。
館内では、様々な場所でPR
◆ 1階サンプリングエリア
サンプリングエリア、一番目立つ角地です。
◆ 準備する青年団
◆ 3階クリーンルーム
大反響の各産地のPR
お茶の淹れ方講座も、順番待ちが出るほどでした。
今回も、各産地のお茶が10g一袋をセットにしてご来場者に進呈。
今回のお茶
- 静岡茶:静岡茶なかでも三大ブランド茶とも言われる「本山茶」。安倍川・藁科川の上流域で生産され、針のような形状、爽やかな香りと旨味が特長です。
- 伊勢茶:温暖で降水量も豊富な生育適地で、「かぶせ茶」「深蒸し茶」が生産されています。
- 朝宮茶:日本最古の茶産地とも言われる朝宮は、京都・滋賀との県境に位置し、日本五大銘茶産地の一つです。お茶の栽培に適した風土の中で、伝統的な技法を用い、香り豊かに育てられています。
- 宇治茶:歴史的文化的にもお茶との繋がりが深い地域。伝統的な老舗のお茶屋が数多く存在しており、玉露や碾茶(抹茶の原料)、抹茶など高品位なお茶の産地として有名です。
- 瀬戸内茶:岡山県・香川県・愛媛県・徳島県・高知県の茶を合組(ブレンド)したオリジナル茶。生産量は少ないが中四国各県でもお茶が生産されています。
- 大山茶:鳥取県の国立公園大山(だいせん)山麓にて栽培された大山茶。おそらく日本で一番遅く収穫されるお茶は、一般的な産地よりも多く太陽の恵みを頂いたうま味の濃いお茶です。
- 宮崎茶:生産量全国4位の茶処。県中央(平地)では主に深蒸し茶や玉緑茶、南西部(盆地)では浅蒸し茶、北西部(山間部)では釜炒り茶や烏龍茶、紅茶などと、地形に合わせて様々な種類のお茶が作られています。
- 鹿児島茶:温暖な気候を活かして多様な品種を栽培している鹿児島県は全国第二位の生産県です。爽やかな香りと強い甘みが特徴です。
冷茶を愉しみましょう
昨今、急須で淹れる日本茶を飲む方が減少しているというニュースを目にします。
しかし、急須で淹れるお茶や【冷茶】のおいしさに舌つづみをうち、「産地の違いでここまで風味が違うのか!」と驚かれる方も多いのです。
何より非常にたくさんの方が今回のイベントにお立ち寄りいただけたことは、まだまだお茶のおいしさ、健康効果、リラックス効果など宣伝できていないことに気が付かされるとともに、日本茶の大きな可能性を感じました。
参加の全国茶業連合青年団の皆様方と
この夏は、ぜひ、皆さんも日本茶で冷茶をお試しください!
冷茶は、ご家庭にあるお茶などどんなお茶でもできます。
ご不明な点など、詳しくは、お近くの東京都茶業組合加盟店にて、お気軽にお問い合わせください。
【お茶のプロ、お近くの組合加盟店を検索できます】
https://tokyo-cha.or.jp/shop/area.html
【冷茶の作り方】(東京都茶協同組合ウェブサイトより)
https://tokyo-cha.or.jp/article/iced-tea.html
【冷茶の健康効果】(東京都茶協同組合ウェブサイトより)
https://tokyo-cha.or.jp/article/cold-brew-tea-2020.html