八十八夜とは、立春の日から数えて八十八日目の日のこと。二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日「雑節」のひとつです。
八十八夜は、古より種まきや茶摘みなど春の農作業が行われる大切な日とされています。八十八夜の頃は、遅霜の被害が発生することもあるので「八十八夜の別れ霜」といわれるように、農作業に対して注意喚起を示すものでもあります。
平年ならば5月2日が八十八夜になりますが、今年はうるう年のため5月1日が八十八夜でした。年によって変動することは、暦の不思議でおもしろいところでもありますが、今年は1日が肌寒い雨天、2日がとびきりの晴天というお天気でしたので、「茶ノ木神社 献茶式・献茶祭」にとっては、なんとも恨めしやな暦となりました😭
当日は、当東京都茶協同組合も日本茶業中央会、日本茶インストラクター協会と共に参列し、日々の感謝の祈りを捧げました。
神事のあとは、お囃子がにぎやかに鳴り日本茶インストラクターの皆さんが新茶をふるまってくれました。
うるう年の悪夢のため献茶祭は、冷たい雨が降り続ける肌寒さの中での開催となってしまいました。せっかくの新茶もすぐ冷めてしまい、フレッシュなおいしさが十分に伝わらないのではないかと心配ではありましたが、茶ノ木神社のご加護効果で皆さん、ご利益と八十八夜と新茶というトリプル「福」体験を楽しんでくださいました。
縁起のよい新茶を飲んだので、ご利益が増えた!と、前向きなコメントをくださる方もいらっしゃって、日本茶インストラクターさんと盛り上がる場面もありました。
さて、茶ノ木神社は、人形町1丁目のオフィス街の一角にあります。どちらかといえば、大型連休のすき間は観光ムードというよりもお仕事ムードのため、例年静かなにぎわいとなるのです。しかも当日は冷たい雨、今年は誰も来てくれないかも……と弱気になっておりました。
が、しかし!今年の1月に放送されたフジテレビ「突然ですが占ってもいいですか?」をきっかけに、茶ノ木神社の注目度はとんでもない急上昇! それ以降、平日休日関係なく毎日たくさんの方々が参拝にいらっしゃっており、2024年の茶ノ木神社は、世にいう「バズってます」状態なのです 特に、御朱印が人気だそうで、常に行列が……!
バズっている茶ノ木神社には、冷たい雨なんて関係ないのです。スローテンポではありますが、次から次へとお越しになる参拝者に、次から次へと新茶を召し上がっていただくことができました。
来年は、青空の下でおいしい新茶を紹介したいと思いますので、来年の八十八夜にはぜひ、茶ノ木神社献茶祭にお立ち寄りください🙌
ぜひ2024年の新茶をお召し上がりください🍵
八十八夜が過ぎて、今まさに各地の茶産地から新茶が届き、お茶屋の店頭に並んでいます。
近年の天候不順にもくじけず、茶の芽はスクスクと伸びています。旬香旬味たっぷりつまった新茶を今だからこそ召し上がってください!
新茶のおいしさはもちろん、日本の季節感を五感で楽しむことができる伝統飲料でもあります。
新茶シーズンをむかえ、東京都茶協同組合の認定店では選りすぐりの新茶をそろえて皆さんをお待ちしています。ぜひお近くの組合認定店へおでかけください 当組合ウェブサイトにて店舗検索もできます!