日本橋人形町の茶ノ木神社は、2008年に新しい社に還座して入魂式が行われ、その後は八十八夜の献茶式・献茶祭が厳かにそしてにぎやかに開催され、新茶シーズンを盛り立てる一大イベントになっていました。
しかし2020年、新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻な状況となり、献茶式・献茶祭が中止されることとなってしまい、何とも歯がゆい思いを経験しました。2021年と2022年は、規模を縮小し、神事としての献茶式のみ続けました。
そして、今年2023年。いよいよ献茶式・献茶祭を、コロナ禍前の規模で開催することになりました!
新茶シーズンらしい体験型イベント「新茶のミニ講座」も復活!
4年ぶりなので準備隊もあれこれ記憶をたどりながら😅、頑張りました。千葉、神奈川、東京から日本茶インストラクターがスタッフとして集結し、久しぶりの献茶祭を盛り上げます。
コロナ前のように…とのリクエストはあるものの、新茶を安心して召し上がっていただくために感染症対策にも留意しました。日本茶インストラクタースタッフのお茶に対する思いが「細やかなココロ遣い」となって、茶ノ木神社を訪れる皆さんに伝わる良い献茶祭になったと思います。
当日は、すこぶるぴーかんの晴天だったのですが、想定外の強風に翻弄されてしまい苦労しました。プラカップが軽やかにものすごい勢いで飛んでいってしまったり、きれいに整えた髪が逆立ってしまったりしました。
そんな中でも、お客様は大風に立ち向かいながら熱心にスタッフの話を聞き、笑顔で参加してくださって、スタッフは新茶パワーに背中を押され、大変な環境を乗り切りました!
「新茶のミニ講座」では、この季節ならではの旬味旬香をお客様が満喫する姿が印象的でした。時間の都合で講座に参加できない方には、新茶の呈茶テーブルでサクッと新茶を味わっていただきましたので、たくさんの方に「今日が八十八夜」と「今こそ新茶」をお伝えすることができました。
初物を食べると長生きできる!新茶を飲んで無病息災!この季節ならではの新茶は、縁起物!と言われます。大切なあの人に、かわいい自分に、旬な新茶をご褒美にしましょう。
八十八夜をむかえ、各地の茶処ではおいしい新茶づくりに大忙しです。日本一早い「かごしま茶」、めでたい600周年「八女茶」、伝統深き「宇治茶」、家康のお気に入り「静岡茶」、味でトドメさす「狭山茶」……。日本には、まだまだ魅力的なお茶がたくさん。
新茶シーズン到来で免疫力をアップさせ、元気に過ごすことができますように。そして、幸せがたくさんやってきますように、ぜひ今!新茶を飲みましょう! 🍵✨
おいしい新茶を飲みたいけど、どこで買ったらよいのかわからなくても大丈夫。東京茶協同組合の茶専門店は、皆さんのお住まいの地域で商っております。「組合認定店検索」のページで店舗検索もできますので、近所のお茶屋さんにお問合せくださいますようお願いします。