3年ぶりに新型コロナウイルスに対する行動制限がないゴールデンウィークとなりました。今年の八十八夜は5月2日。
茶ノ木神社献茶式は、ありがたいような残念なような、休日にはさまれた平日の開催となりました。日本茶業中央会をはじめ、東京都茶協同組合、日本茶インストラクター協会、人形町一丁目町会の皆さんがご参列。
今回もコロナ対策のためちょっと規模は縮小ぎみではありましたが、遠方からご参拝にいらっしゃった方も多く、久しぶりに数十人のギャラリーに囲まれた献茶式となりました。
献茶式のあとは、茶ノ木囃子が軽快なお囃子を奏で雰囲気を盛り上げる中、日本茶インストラクターが、かごしま新茶で参列者をもてなしました。
日本一早いかごしま新茶は、鮮やかな若葉色でやわらかい優しい味わい。八十八夜に茶ノ木神社で召し上がる一杯の新茶は、旬の最高の贅沢と皆さんに喜んでいただきました。
茶ノ木神社は、日頃よりたくさんの方がご参拝にいらっしゃいます。この日も多くの方が訪ねてこられました。ご参拝の皆さまには日本茶インストラクターより「かごしま新茶一煎パック」がプレゼントされ、八十八夜のこと、新茶の淹れ方などいろいろお話されていました。
今年の献茶祭も、たくさんの方々に見守られ、神事は厳かでありながら地元人形町に愛されるお茶ノ木さまらしい温かみのあるものとなりました。
お茶屋さんの店頭には、鹿児島,福岡、京都、三重、狭山……などなど、各地から選りすぐりの新茶が届いています。ぜひ皆さんも、新茶をおいしく召し上がって無病息災でお過ごしください。
追伸:足を負傷し松葉杖姿の宮司さん……。なんとも痛々しいお姿でした。一日も早いご回復を祈っております。