毎年「八十八夜」の日には、日本茶業中央会をはじめ、東京都茶協同組合、日本茶インストラクター協会、人形町一丁目町会の連携協力のもと、人形町「茶ノ木神社」にて神事「献茶式・献茶祭」が行われます。
2020年は、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を受け、全面中止となってしまいました。2021年は十分な感染症対策を準備し、5月1日「八十八夜」に2年ぶりの「献茶式・献茶祭」に臨みました。
安心安全をスローガンに、ご参列の農林水産省、お茶関係団体の皆さまには検温、手指消毒にご協力をいただきました。二大産地である鹿児島と静岡のできたての新茶をそろえて奉納し、無病息災、疫病退散、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を祈願することができました。
神社の茶の木は3年前にカイガラムシの被害を受け、その防除のため一時は丸坊主になってしまいましたが、看護?の甲斐あって今年はすっかり樹勢も回復し、色鮮やかな新葉が神社を囲んでいます。初夏らしい陽射しを浴びて、茶の葉もスクスク茂っていました。来年は、再び茶ノ木神社で茶摘みをした新茶を参列者と共に、味わいたいと思います。
神社前の広場では、日本茶インストラクターの皆さんが、「八十八夜」と新茶をPRしました。
新型コロナウイルス感染対策飛沫防止のため、お手製のプラカードで「おうち時間に新茶を」とPR。茶ノ木神社を訪れた方に、鹿児島県茶業会議所提供の「かごしま新茶一煎パック」をプレゼントし、献茶祭を盛り上げました。
コロナ禍であることを配慮し、最小限のスタッフ構成、時間短縮での活動となりましたが、「八十八夜」の日に新茶を手に、「今日は新茶を飲むねー」と笑顔になる日本茶ファンを増やしていたのは間違いありません。
各産地の新茶がゾクゾクと届き、お茶屋さん店頭に並ぶ季節です。新茶のスピード感に乗り遅れないように、ぜひ最寄りの東京茶協同組合加盟店さんにご相談ください!
まだまだ、新型コロナウイルス感染症予防は欠かせません。また、気温の上昇と共に熱中症対策も大切です。お茶は、優秀な機能性飲料でもあります。どうぞ、新茶をゴクゴク飲んで、元気モリモリに過ごしましょう!