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「粉のお茶」って3種類あるの? 「粉茶」「粉末茶」「抹茶」の違い

ひとくちに「粉茶」と言っても、粉のお茶には、実は3種類あるのです。

それは、「粉茶」、「粉末茶」、「抹茶」。

それぞれの違いについて、今日は細かくご紹介していきましょう。

「粉茶」

「粉茶」は、煎茶を製造する過程で落ちた粉のお茶のことです。通常のお茶よりも安価で手に入れられ、濃いお茶が淹れられます。一般的なお茶よりもかなり細かい形状のため、深蒸し急須やお茶パックを使用して淹れます。飲んだことがないという方も多いかと思いますが、お寿司屋さんなどで見るすごく濃い緑色のお茶といえばピンとくるのではないでしょうか。

「粉末茶」

「粉末茶」は、お茶の葉を粉末状に加工したものを言います。「粉末煎茶」や「粉末玉露」などがあり、お湯や水に溶かして飲用しますので、茶殻が出ることはありません。先ほどの「粉茶」は粉ですが、水にとけず茶殻が出ますので、そこに違いがあります。
写真:粉末茶

「抹茶」

「抹茶」は、茶摘みの2週間ほど前から茶畑に直射日光を避けるようにし、乾燥させたものを、石臼で挽き粉にしたものです。茶道などでも使用され、たくさんの手間暇をかけているため、高級で、味や香りも格段に良いお茶です。

ここで、今日は二番目の「粉末茶」に注目してみましょう。

カテキンの存在など、お茶が体に良いと言われているのは有名ですね。しかし、普通に急須でお茶を淹れると、栄養素の3割程度しか摂れず、残りの7割は茶殻として捨てられてしまいます。

ですので、当組合のサイトでは、お茶の葉を料理に使うなどのレシピをおススメしているのですが、それでもなかなか、毎日は摂りづらいものです。

そこで注目を浴びるのが、「粉末茶」です。

粉末茶は茶葉そのものを粉末にしていますから、普通のお茶では抽出されない栄養成分を、効率的に摂取できるというわけです。

しかし、味と香りは、急須で淹れたお茶にはかないません。

もし健康のために意識して日本茶を飲んでいらっしゃるなら、普通のお茶5杯に1杯は粉末茶にしてみてはいかがでしょうか。

また、粉末茶をいろいろな料理・お菓子・飲み物にいれて、ご家庭のレパートリーを増やしてましょう。

簡単参考レシピ

【粉末茶トースト】
粉末茶トースト、粉末茶&メープルシロップのアイスクリームのせなど、お試しください
写真:粉末茶トースト

【粉末茶ソイラテ】
豆乳は甘いものと一緒に飲むと、良質の脂質が働いて太りにくいらしい?
写真:粉末茶ソイラテ

【粉末茶ヨーグルト】
ヨーグルト&粉末茶に、果物(バナナ・オレンジ等)を添えると、いっそう美味しくなります
写真:粉末茶ヨーグルト