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成分の違い

ポリフェノール量は、急須で淹れた緑茶が 1.4倍

緑茶には、たんぱく質、ビタミン、カフェインなど様々な成分が含まれていますが、その中でも、特に注目されているものがカテキンで、ポリフェノールの一種です。

ポリフェノールとは、植物に含まれている色素や渋み・苦みの成分を指す総称で、ポリフェノールを含むものは約5,000種類以上もあると言われています。緑茶に含まれるカテキンのほかにも、赤ブドウの皮(赤ワイン)に多く含まれてることはご存知の方も多いでしょう。

ポリフェノールには、天然の抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らし、生活習慣病の予防に効果があるということで注目されています。

平成11年8月から平成12年2月にかけて、京都府消費生活科学センターで行った『ポリフェノール含有食品比較テスト結果』によると、以下のグラフのように、急須で淹れた煎茶(緑茶)に含まれるポリフェノール量が、ペットボトル入り緑茶飲料に比べて、平均すると約1.4倍も多いことが分かりました。

ポリフェノール含有量テスト結果
【京都府消費生活科学センター テスト結果より】

ポリフェノール含有量の表
【京都府消費生活科学センター テスト結果より】

茶カテキン量は、急須で淹れた緑茶が 2.5倍

緑茶に含まれているカテキン(茶カテキン)には、以下のような種類があります。

  • エピガロカテキンガレート(EGCG)
  • エピガロカテキン(EGC)
  • エピカテキンガレート(ECG)
  • エピカテキン(EC)
  • カテキン(C)

この中でも特に、抗酸化力の強いのがエピガロカテキンガレート(EGCG)です。エピガロカテキンガレート(EGCG)は、緑茶以外の植物からは、まだ発見されていないことと、ウーロン茶や紅茶にはほとんど含まれていないので、茶カテキンの特質の1つとして特に注目されています。

カテキンについても、京都府消費生活科学センターで行ったテストの結果、以下のグラフのように、急須で淹れた煎茶(緑茶)に含まれるカテキン量が、ペットボトル入り緑茶飲料に比べて、平均すると約2.5倍も多いことが分かりました。

ポリフェノール含有食品比較テスト結果におけるカテキン量
【京都府消費生活科学センター テスト結果より】

ポリフェノール含有食品比較テスト結果におけるカテキン量の表
【京都府消費生活科学センター テスト結果より】