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トップ -> 最新情報 -> 第56回東京都茶審査技術競技大会(理事長杯)
2006年11月26日、第56回東京都茶審査技術競技大会が、東京茶業青年団の主催により開催されました。
この競技大会は、お茶のプロとして日ごろの研鑽を積んだ青年団団員・組合員たちが、五感を研ぎ澄ませ、お茶の判定技術を競い合うものです。
競技内容には、茶葉の外観による生産地判定競技と、煎出液服用による生産地鑑別競技とがあります。
茶葉の外観による生産地判定競技とは、拝見盆(写真内の黒くて四角い盆)に10産地のお茶を並べ、外観を見て生産地を当てる競技です。全国より質の高い茶を取り寄せ、茶葉の色や形など微妙な外観の違いを観察して判定します。これには、日ごろから自分たちの扱う茶葉を研究し、知り尽くすことが必要なのは、言うまでもありません。
外観による生産地判定競技に使用したお茶は、次のとおりです。
煎出液服用による生産地鑑別競技とは、花・鳥・風・月・客と仮に印をつけた5種類のお茶を急須で淹れ、それを飲んで生産地を当てる競技で、1回に5種類を5煎出し、5回繰り返して行います。
こちらの競技には、渋みや甘み等の微妙な違いを感じる繊細な味覚と嗅覚と、水色を見分ける視覚が必要とされます。それらの感覚を鈍らせないように、日ごろの体調管理も欠かすことが出来ません。
煎出液服用による生産地鑑別競技に使用したお茶は、次のとおりです。
青年団団員・組合員たちは日ごろの仕事を通じて、これらの競技に勝つための感覚・技術をブラッシュアップしているのです。そして、それらの技術を使ってお客様に美味しいお茶をお届け出来ますよう、努力しています。
▲浸出液服用による生産地鑑別競技に使用する「投札箱」。これらを回答用紙の代わりに使用し、1杯飲むごとに、花・鳥等と書いてある札を投札箱に入れていきます。
今回の競技の成績は、以下のとおりです。
外観 10点 服用 25点
また、茶審査技術競技大会には全国規模で行なうものもありますので、ご興味のある方はそちらの記事も併せてご覧ください。