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玉露や上級の煎茶は、豊富な旨味成分=アミノ酸と、苦渋味成分のタンニンなどを含んでいますが、それぞれの成分がお湯に溶け出す温度が、異なります。アミノ酸は、お湯の温度が低くてもよく溶け出しますが、タンニンやカフェインは、温度が高くならないと、なかなか溶け出しません。
つまり、温度が低いお湯で淹れると、旨味はよく溶け出しますが、苦味や渋味は余り溶け出さないのです。
逆に、爽やかな渋味が持ち味の並級煎茶や番茶は、そこまでお湯を冷ます必要はありません。香りを楽しむ焙じ茶などは、熱湯で淹れるといい香りが広がります。