2019年5月1日に皇太子殿下が新天皇に即位され、「平成」から「令和」へと元号が変わりました。まだなじみの薄い「令和」ですが、徐々に国民生活に浸透してくることと思います。
ゴールデンウィークは、新茶期と重なりますので、毎年、茶業界にとっては慌ただしい時期です。そんななか、皇居では多くの式典が行われ、国全体がお祝いムードに包まれました。
さて、みなさんは皇居の中に茶畑があるのをご存知でしょうか?
皇居東御苑の本丸エリア、天守閣跡の南側、松の大廊下跡の近くにこんもりとした小さな茶畑があります。写真は、今年4月の終わりに撮影したものです。伸び始めた若草色の新芽が、新たな時代を迎えることを祝福しているかのようです。
はたして摘採はいつなのだろうと思いましたが、残念ながらこの茶樹は観賞用だそうです。皇居東御苑は無料で入場できますので、東京駅近くにお越しの際は見学に行かれてみてはいかがでしょうか。
新時代の到来とともに、今年も全国の茶産地でおいしい新茶ができあがりました。ぜひともお近くの東京都茶協同組合加盟店にてお買い求めください。
それでは、「令和」がみなさんにとってすばらしい時代となりますように。