2019年8月9日

日本茶の魅力を英語で紹介! 農林水産省作成の日本茶パンフレットをチェック!

農林水産省が、訪日客向けに日本茶の魅力を紹介する英語のパンフレットを制作し、配布しているのをご存知でしょうか?

実は、この作成にあたっては、東京茶業青年団が協力させていただきました。

訪日客にも人気のあるお寿司屋さんや日本料理店など、お茶にと触れ合う機会のある場所に置いていただくと同時に、ウェブサイト上でもPDFで閲覧できるようになっていますので、ぜひご覧ください。

ph20130906-001.jpg

大まかな仮訳は以下の通りです。

p.1 The production processes of Japanese green tea(日本の緑茶生産過程)

日本でよく飲まれる緑茶は煎茶です。煎茶の特別な香りと美しい緑色は、独特の製法から引き出されます。こうした特色は、茶葉のカテキンの酸化により失われます。酸化を防ぐため、茶葉は収穫後すぐに蒸されます。この「蒸す工程」が、日本の緑茶の特色です。蒸された茶葉は、揉んで乾燥して細くされます。この荒茶(精製される前の茶)が選別されたりカットされたりして、最終的に仕上げ茶(製茶)となります。製茶の工程で、茶葉は再度乾燥され、保存性が高まり、特別な香りが与えられます。

p.2 The history of tea in Japan(日本のお茶の歴史)

日本の飲用茶の最も古い記録は、「日本後記」に見られます。この文献によると、815年に永忠僧侶が嵯峨天皇に呈茶したとあります。当時お茶は、中国から輸入されたとても貴重で高価な飲み物でした。
鎌倉時代に、禅宗の一派である臨済宗の創設者の栄西僧侶により、中国の宋王朝から茶の種子が持ち込まれました。古代と中世では、お茶は今日でいうところの「抹茶」と似たような方法で楽しまれていました。煎茶の生産と飲み方は江戸時代に考案され、世間の人々に急速に広まりました。

p.3  Perfect combination with Japanese cuisine(日本食との完璧な相性)

寿司などの日本食は、健康食として今や世界中で注目を浴びています。日本の緑茶は料理に繊細な香りをもたらし、食後をさわやかにします。
日本では、緑茶はティータイムに楽しまれるだけではなく、食前、食中、食後など一日中飲まれています。

p.4, p.5 How to prepare tasty green tea (Sencha)(緑茶(煎茶)のおいしい淹れ方)

農林水産省が公開している別のパンフレットの9ページに、より詳細な緑茶の淹れ方が紹介されていますので、ぜひご参照ください。

p.6 Physiological functions of Japanese green tea(日本の緑茶の健康に良い機能)

「お茶は健康管理のための奇跡的な飲み物」と、よく言われています。近年、最近の科学的な分析で健康影響の結果が示されています。茶の中に生理学的な機能を活性化する成分が多く含まれていることは、徐々に知られています。たとえば、カテキンは、そのさまざまな健康上の利点から大きな注目を集めています。

カテキン 抗菌・抗癌作用、脂肪削減作用 等々
カフェイン 疲労回復、眠気の除去、利尿作用
テアニン 抗高血圧作用

おわりに

訪日外国客が年々増えるなか、日本の食文化の魅力を細やかにお伝えつつおもてなしできれば、きっと喜ばれることでしょう。皆さまの周囲の英語話者の皆さまにも、ぜひこのパンフレットをご紹介いただければ幸いです。

食育

先生必見!日本茶で食育授業

先生必見!日本茶で食育授業

オススメ

動画で学ぼう!「日本茶の美味しい淹れ方」

動画で学ぼう!「日本茶の美味しい淹れ方」

組合認定店を「名前で探す」

組合認定店を「名前で探す」

組合認定店を「地域で探す」

組合認定店を「地域で探す」

組合認定店を「最寄り駅で探す」

組合認定店を「最寄り駅で探す」

美味しいお茶の淹れ方

美味しいお茶の淹れ方

お茶を使ったレシピ

お茶を使ったレシピ

食育への取り組み

食育への取り組み

お茶の保存方法

お茶の保存方法

お茶のトリビア/コラム

お茶のトリビア/コラム

メディア掲載

メディア掲載

私たちはお茶のプロです

私たちはお茶のプロです

茶器と急須

陶製急須のトリビアあれこれ

イベント情報

イベント情報

その他

その他